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海苔の乾燥剤はなぜ生石灰だけ?シリカゲルじゃだめな理由。

海苔を保存する場合、乾燥剤を利用しますが、海苔を購入するとついている乾燥剤は

生石灰のみ

というのはご存知でしたか?

自分は最近知りました^^;

乾燥剤といえば、シリカゲルが有名ですが、海苔の乾燥剤にはシリカゲルではなく、生石灰が入っているのにはちゃんとした理由がありました。

なんでもいんじゃね?と思うかもしれませんが、シリカゲルだと逆に海苔が更に湿気ってしまうかもしれません。。

その辺の話題を共有しようと思います。

海苔の乾燥剤が生石灰だけの理由。シリカゲルと生石灰の違い。

海苔は、パリパリじゃないと!という方は多いと思います。

買ったばかりの海苔はパリパリしていますが、開けた途端にあっという間に湿気ってしまいますよね。

この乾燥状態を維持するのに、乾燥剤が使用されています。

乾燥剤にも種類があります。→乾燥剤の種類

この内、よく聞くのはシリカゲル。

ですが、海苔に使用されているのは必ず生石灰です。

まずは簡単に、2つの乾燥剤の特徴について触れていきます。

 

乾燥剤(シリカゲル)の特徴

お菓子などではよく目にする透明な粒。

消臭効果もあるので、猫用のトイレにも使われていますね。

シリカゲルの特徴は、やはり取扱のしやすさ。

湿気を吸うと膨らんだり、発熱したり、ということなどがなく安心して使用できる点です。

欠点としては、湿度が低下すると共に吸湿性能が低下するところです。

一定の湿度以下になると、吸湿できない、ということですね。

 

乾燥剤(生石灰)の特徴

シリカゲル同様、よく目にするタイプの乾燥剤。

白い袋に入っているので中身は見たことがない、という方も多いかもしれません。

中身はこうなっています。

袋には「水をかけないでください」などの注意書きがあります。

というのは、生石灰は水と反応して発熱するからです。

試してみました→乾燥剤の石灰に水をかけるとどうなるかやってみました。

このように、生石灰の乾燥剤は発熱する、という特徴があるため取扱には注意が必要になります。

反面、生石灰は湿度に関係なく吸湿性能を維持できる、という特徴がります。

海苔の乾燥剤が生石灰だけの理由。シリカゲルじゃダメなんです。

ここまで、シリカゲル、生石灰、それぞれの乾燥剤の特徴などについて紹介しました。

どっでも良さそう・・・と思うかもしれませんが、シリカゲルではダメなんです。

その理由は

海苔が保存のために極めて高い乾燥状態を必要とする食品

だから。

 

海苔が必要とする乾燥状態はとっても低いようで、数%とのこと。

この超低湿度の状態では、シリカゲルは湿度が低下すると共に吸湿性能が低下するという特徴があるので、ほぼ吸湿できないそうです。

むしろ、そんな状況だと、

海苔の吸湿力の方が上回ってしまい、シリカゲルの水分を海苔が吸収してしまう

んだとか(゚д゚)!

その点、生石灰は湿度に関係なく吸湿性能を維持できるという特徴があるので、海苔のような超低湿度が要求される食品には最適ということなんですね。

海苔の乾燥剤が生石灰だけの理由のまとめ

以上、海苔に使用される乾燥剤が生石灰だけの理由について紹介しました。

シリカゲルが入っていると、海苔が逆に湿気を吸収するというのは驚きですよね。。

というわけなので、仮に購入した海苔にシリカゲルの乾燥剤が使用されている場合、その海苔は高確率で湿気っているはず。

というか、海苔のことをわかっていないということの裏返しなので注意しましょう。

参考になれば幸いです。

ではでは。

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