この記事では、
- 寝る時のメカニズム
- コタツで寝ると危ないと言われる理由
- 眠い時の暖房器具の使い方
について紹介しています。
冬の暖房といえばコタツ。
しかも、ならばそのままコタツに入ったまま寝てしまいたいところですが。。
過去に実際にあった例で、亡くなった方もいるそうです。
コタツの使い方を考えるきっかけになれば幸いです。
コタツで寝ると危ないのはなぜ?
娘2号
ゴリ
娘2号
コタツで寝てしまうと確かに暖かいし、サイコーなんですが、それって危ないとのこと。
そうは言っても、自分も中学、高校の頃には友達の家に泊まりに行って、そのままコタツで寝てしまうこともありました。
若いから良かったのかもしれませんが、今コタツで寝てしまうようなことがあれば危ないんだな・・・ということがわかりました。
2018年の話ですが、ツイッターにこんな投稿があったそうです。
一昨日、会社の仲間が亡くなりました。コタツで居眠り、脱水症状からの脳出血でした。発見が遅れたのもありますが、コタツでの居眠りは最高に気持ちいいですが、皆様もご注意ください
コタツで寝てしまい、そのまま帰らぬ人となってしまったそうです。
この投稿では、
コタツで居眠り、脱水症状からの脳出血
とされていますが、どういうことなんでしょうか。
コタツで寝ると危ないと言われる理由
コタツで寝ると危ないから布団で寝なさい!
とか言われた経験ある方多いですよね。
そーやってよく怒られたりしますが、なぜ危ないか、ということについてははっきりわからない人がほとんどではないでしょうか。。
寝る時の体温の話です。
寝る時の体のメカニズム
寝る時って手足を温めると、寝付きがいいですよね?
逆に、冷え性の方は寝付きが悪かったりします。
どういうことかというと、人の脳は起きている間、常にフル回転しています。
と、同時に働き過ぎてオーバーヒートを起こさないように休ませることも必要になってきます。そのために必要なのが睡眠なんですね。
寝る時に手足が暖かくなるのは、体の熱を逃がして体温を下げている証拠で、その後脳の温度も下がり脳が休める状態へと入っていくそうです(睡眠)。
これは、人も動物も同じで、赤ちゃんが寝る時に足が暖かくなったりするのもそうですし、肉球が冷えている犬猫の足を暖めると寝てしまう、というのも同じなんですね。
寒いところから、暖かい部屋に入り、手足があたたまると眠気がくるのも同じ原理のようです。
要は
寝る時には脳が休もうと体の体温を下げている
ということになります。
これを踏まえて、コタツで寝ることについて考えてみると・・
コタツで寝ると体の中では危ないことが・・
寝る時に、脳が休むために体温を下げている、ということがわかりました。
その点を踏まえて、コタツで寝る、ということを考えるとどうなるでしょうか。
コタツで寝ると、手足は温まりますが、体温も上がってしまいます。
そうすると、手足が温まって睡眠状態に入りますが、体温が下がらないため脳はゆっくり休むことができなくなります。
なので脳は体温を下げようとしますが、コタツで温め続けられるのでいくら体温を下げようとしても下げることができなくなります。
となると、体温を下げる方法としては、発汗することになってしまうんですね。
ここにコタツで寝ると危ないと言われる理由があります。
他にやけどの心配も出てきます。
いくつか並べると・・
- 脱水症状になる
- 体内の水分が減るので血がドロドロになり血栓ができやすくなる。〇〇梗塞。
- 脳がゆっくり休めないので睡眠の質が下がる(眠りが浅い・寝た気がしない)
- コタツの発熱部に同じ姿勢で長時間あたり続けると低温やけどになる
などなど。
脱水症状は他にもいろんな症状を引き起こす可能性があるので、とにかくコタツで寝るのは控えたほうが良いです。
コタツの他にも、電気カーペットや、電気毛布など暖房器具がありますが、どんな使い方をすればよいのか簡単にまとめてみます。
眠い時のコタツや暖房器具の正しい使い方は?
ここまで、寝る時のメカニズム、コタツで寝ることで引き起こすいろんな症状について紹介しました。
以上を踏まえて、冬の暖房器具はどんなことに注意したらいいのか、です。
眠くなったらコタツから出て布団に入る
一番はコタツで寝てしまわないように習慣付けることですね。
先に触れたとおり、コタツで寝てしまうと気持ちいいのは寝るまでの話。
その後、いろんな問題が生じてきます。
実際に亡くなった方もいるので、コタツで寝ると危ないから布団で寝ないと!と自分に言い聞かせる必要がありそうです。
でもね。
コタツで寝るのってホント気持ちいいんですよね。。
なので、どうしてもこのまま寝てしまいそう・・・という場合も考えてみます。
タイマー機能を使う
やはり、コタツで寝ると危ない理由は、電気が入りっぱなしだから、という点。
当然、通電したままとなると、火事の心配も出てきます。
なので、このまま寝てしまいそう、という時のために、1時間後に電源を切る、などのタイマーを利用する方法が挙げられます。
電気毛布などであれば、そのものにタイマーがついているので、利用できます。
コタツの場合は、タイマー機能がついているものもありますが、無いものも多いです。
その場合、コタツを買い換える、というのも負担になるので、指定した時間で電源を切ってくれるタイマーを使う方法がオススメです。
コタツのコンセントをタイマーに差し込み、タイマーを住宅のコンセント側に差し込めばOK。
これは、15分~11時間の感覚でセットできるものです。
コンセントに直付けするものもありますが、延長コード(1m)がついているので使いやすいです。
コタツの他にも、冬場のイルミネーションとかで重宝してます。
節電効果もありますね。
目覚ましをかけておく
ちょっとだけ、ということで1時間後とかに目覚ましをつけておく方法も考えられますよね。
ただ、気持ちを強く持たないと、1時間後が2時間後、3時間・・・という心配もあります。。。
眠い時のコタツの使い方を考えて見ましたが、やはり
布団で寝るのが一番いい
という話です。
コタツで寝ると気持ちいいのは、ウトウトしているときだけです。頑張って布団に入って寝る習慣をつけたいですね。
コタツで寝ると危ないのはなぜか~まとめ
以上、コタツで寝ると危ないのはなぜかについて
- 寝る時のメカニズム
- コタツで寝ると危ないと言われる理由
- 眠い時の暖房器具の使い方
などについて紹介しました。
極論、コタツが気持ちいいのは意識がある時だけです。寝てしまうといろんな危険性があります。
布団で寝る習慣をつけたいですね。
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参考になれば幸いです。
ありがとうございました。