停電した場合に心配なことの一つが冷蔵庫。
そもそも、停電した場合に冷蔵庫のコンセントは抜いておくべきか、また冷蔵庫の中身はどうしたらよいのか。
平成30年9月6日の北海道で起きた地震、東日本大震災、いずれの地震でも停電被害にあいましたので、経験を踏まえて紹介します。
停電したら冷蔵庫のコンセントは抜いたほうがいい?
東日本大震災大震災の時は、岩手、平成30年の北海道での地震では道南に住所があった関係で、どちらの災害でも停電を経験しました。
ちなみに、東日本大震災の時は約1週間で、北海道の時は24時間。
長時間、長期間の停電で改めて、電気頼みの生活をしてるんだなぁと実感しました。
停電した場合の心配ごとというと、
- 照明
- 食料
- 情報収集
など色々ありますが、復旧したときのことを考えると、コンセントは抜くべきかどうか気になるところ。
結論から言うと、地震に限らず、台風や大雨、はたまた数時間で復旧する計画停電なども同様ですが、
自宅や家電に被害がなければ、特に冷蔵庫などのコンセントは抜く必要はないです。
停電したら、コンセントは抜いて!という話もよく聞きますが、その理由としては家が被災したり、家電が落ちる、などの被害があった場合に、そのままの状態で電気が復旧すると、配線や家電に損傷があった場合に火災になる危険があるからなんですね。
なので、特段被害がなければ基本的にはコンセントは抜く必要がない、と覚えて置けば大丈夫です。
ちなみに、同じく停電した場合に、じゃあブレーカーはどうする?という疑問も生じるかと思いますが、そちらについては以下の記事で紹介しています。
ところで、コンセントはそのままでいいとしても、電気がなければ、冷蔵庫の中身も悪くなりますが。実際に24時間停電した時どうなったかについて書き留めておきます。
停電したら冷蔵庫の中のものはどうなる?
冷蔵庫が空っぽなら、停電したところで何も心配する必要はないんですが、そうは行かないので。。
実際、平成30年9月6日の地震と共に停電したんですが、やはり冷蔵庫の中は否が応でも気になりました。
当然の話しではありますが、例えば1週間停電したとすれば、冷蔵庫の中身のものはほとんど廃棄しなければならなくなります。
計画停電とかで、復旧見込みがある場合は別として、災害で停電した場合はそもそもいつ復旧するかなんてわかりません。
なので、停電したらまずは、腐りやすいものから処分していった方がいいんです。
逆にある程度、常温でも保存できそうなものは、長期化した場合に備えて取っておいたほうが良いです。
それから、停電したからと言って、すぐにクーラーボックスに移すことも考えるかもしれませんが、冷蔵庫は密閉されています。
開け閉めの回数をへらすことで、保冷時間も長くすることができます。
ですので、停電したあと、慌てて移し替えたりすれば、単に保冷時間を短くしてしまうだけ。
実際に移し替えるのは、開け閉めの回数を抑えつつ、冷蔵庫の中のニオイ(リサイクルショップの中古冷蔵庫を開けた時の感じ)がでてきたなーというタイミングで良いです。
簡単にまとめると
停電したら・・・
- 冷蔵庫の開け閉めを最低限にする
- 腐りやすいものから消費する
- 常温でも保存可能なものはなるべく保存しておく
停電したら冷凍庫はどうなる?
冷凍庫も考え方は同じですが、全てカチコチです。
冷蔵庫同様、開け閉めの回数を抑えることで保冷効果が高まります。
冷蔵庫とは違って、そのまま閉めて置けばある程度保存も可能なので、冷凍庫内のものは慌てて食べてしまうなどする必要はないですよね。
ただ、アイスなど溶けてしまえば終了、というものは食べられるうちに食べた方がいい、というのは言うまでもないですが
停電すること24時間。冷蔵庫の中はこうなった。
人生2度目の大停電は、約24時間でした。
1週間の停電を経験していたので、比較的気持ちに余裕はあったものの、冷蔵庫の中身についてはのんびりしているわけには行かず、停電した朝から、食べられるうちに・・・という感覚でいました。
とはいえ、いつもの感覚で何度も冷蔵庫を開け閉めする、小学校、中学校の子供3人がいるので、保冷時間は落ちていたと思われます汗
で、結果どうなったかというと
- 冷蔵庫を開ける回数は必要最小限
という状況で、
日中気温が上がったこともあり、冷蔵庫の中は停電から約12時間で中古冷蔵庫のニオイに。
その時点で、冷蔵庫から要冷蔵のものだけ取り出し、保冷剤と共にクーラーボックスへ。
常温保存可能なのものはそのままにして、消費できるものからは消費。
冷凍庫については、12時間経過後も、食品は冷凍状態。
24時間経過し、停電からの復旧直前でも、表面はいくらか柔くなってきた食材もあったものの、ほぼカチカチの冷凍状態でした。
また、自動製氷機の氷については、氷受けの下の方に水が溜まってきてはいたものの、まだ四角い形を維持している状態でした。
以降は、停電から復旧したことから、観察はできませんでしたが、24時間程度なら冷凍庫のものはまだまだ保存がきく、ということがわかりました。ちなみに、冷凍庫内は物が多く、隙間がすくない方がより保冷効果は強くなります。
ただし、当然ながら、
- 開け締めの数
- 季節
- 気温
- 冷蔵庫内の物の量
によっても、時間は変動すると思いますので、その点は、状況を見ながら判断していく、ということが必要になります。
まとめると・・
24時間後の冷蔵庫・冷凍庫の中身は・・
~約12時間後~
- 中古冷蔵庫のニオイ(この時点で要冷蔵のものはクーラーボックスへ)
- 常温保存可能なのものはそのままにして、消費できるものからは消費。
- 冷凍庫は冷凍状態をほぼ保っていた
~24時間後~
- 冷凍庫は表面が柔らかくなってきた食材があるものの、ほぼ冷凍状態を維持
- 製氷機の氷は、受け皿下の方に溶けて水が溜まってはいたものの形は維持している状態。
→冷凍庫はできるだけ隙間が少なく、開け閉めるを最小限にすることで保冷効果が高まる
停電したら冷蔵庫のコンセントはどうする?まとめ
以上、停電したら蔵庫のコンセントは抜くべきか、また、停電後の冷蔵庫の話などについて紹介しました。
停電した場合に、冷蔵庫のコンセントを抜くのは、
家や家電に被害があったとき
です。
参考になれば幸いです。
ではでは。
色々書いてます。
参考になると幸いです。
ありがとうございました。