氷を電子レンジでチンしても溶けないってご存知でしたか?
なんでもすぐに温めてくれる電子レンジですが、氷だけを温めると溶けないんです。
なぜなのかはその理由がわかると納得。
なんにでも興味を示す娘たちに、面白いものを見せようと電子レンジで氷を温めて見せました。
ところが、驚愕の結果に・・・
氷が電子レンジで溶けないのはなぜ。
電子レンジで氷を温めても溶けない。
っていうのは話に聞いていたので、なんとなくそーなんだなーって思ってました。
ヤフー知恵袋に詳しく書いていました。
電子レンジが物を暖めるのは、電子レンジが発するマイクロ波という電波が物体の中の水分子をより大きく振動させるためです。そのマイクロ波の振動数は特に水分子を振動させやすい値になっているのです。分子の振動が大きくなるということは温度が上がるということと同じです。温度が上がった水分子の熱が、水以外の分子に伝わり、物全体の温度が上がっていきます。
ところが、氷は水とは違って固体なので分子全体が固く結びついていて振動しやすい振動数が水の場合と違ってくるのです。ですから水を振動させるマイクロ波を氷に当てても氷の分子は振動を大きくさせないのです。そのため氷の温度は上がらず、溶けないということになります。
って読んでもわかるようなわからないような。。
ざっくりまとめると・・
- 電子レンジが発生する「マイクロ波」というのは、水を振動させる
- この振動で生じる摩擦熱によって、ものが温められる
- ところが、氷の場合、この水が凍っている状態(水がない)
- なので、マイクロ波が反応しないため摩擦熱が生じることもなく氷が溶けることはない
という感じ。
と、こういう説明をしても子どもたちには通じないのですが、いつもは食べ物を温めてくれる電子レンジ。
ところが、氷をチンすると溶けない!っていう実験をして見せたら面白いなーと思ったんです。
氷を電子レンジで温めてみた。溶ける?溶けない?
氷をレンジでチンしたらどうなると思う?
娘1号
娘2号
息子1号
父の予想通りの回答でした笑
ということで、余裕の表情で氷を取り出し、皿に載せてとりあえず30秒で。
いつも牛乳を温めたりするんですが、それが30秒ということで同じ時間にしてみました。
冷凍庫から氷を取り出して皿に載せます。

冷凍庫から取り出した氷を皿に
そして、いざ電子レンジでチン。

電子レンジで氷を600wで30秒加熱します
チン!
・・・
・・・
娘1号
氷は見事に溶けました( ゚д゚)
これは素手で氷を掴んだのがまずかったかな。
続いて、トングを使用して、別の乾いた皿に氷を乗せます。
そして、冷静かつ迅速に氷をレンジへ。
・・・30秒後
溶けました笑
ゴリ
と、苦し紛れの説明をして話をそらしました^^;
せっかくなので、レンジで氷が溶けないための対策について考えてみました笑
電子レンジで氷を温めても溶けない実験成功の鍵。。
今回2度チャレンジでして失敗しましたが、考えてみるとちょっと氷の実験をするにはむずかしいかなーと思いました。
まず、温かい時期なので、室温は25度前後。
氷を冷凍庫から出せばそのままにしてても溶けます。
それから、皿もそれなりに温かいです。
つまり、急いで冷凍庫から氷を取り出し、そのまま皿に移したところで、レンジへ入れる間に溶け始めてしまうという話。。
この辺を考慮すると、比較的涼しい、または寒い時期に行えばうまくいくはず。
さらに、1度目はともかく、2度目の時点ではレンジの中がほのかに暖かくなっているんですよね。
この状態だといくら冷たい氷と冷たい皿をレンジに入れたとしても、レンジ内部の温度で溶け始めてしまいます。
以上をまとめると、レンジで氷を温めても溶けない実験を成功させるには・・・
- 寒い、または涼しい時期、はたまた寒い部屋で行う
- 氷は素手で触らない
- 2回目のチンをする場合、レンジ内部が冷めてから行う
という方法で行うことで、レンジで氷を温めても溶けない現象と遭遇できるはずです。
涼しくなってきたら、再チャレンジです。
つか、なんだこれ?笑
自由研究にまとめるのも面白そうですね^^
真似してはいけませんが。。
電子レンジの話。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
電子レンジの周波のレンジが広いので、氷でも加熱されて溶けます。氷も表面にも内部にも水がありますし、液固平衡が表面でも内部でも起きてるのでレンジで充分溶けます。
そもそも、何故にレンジで水が温まるのかから理論を話さないと「レンジで氷は溶けない」→「へー、そうなんだ」で終わります。
そんな為体では「じゃあなんで油は温まるのさ?」ってその場で疑問が持てる程度の知能を子供が持っていたとしても、大人が応えられないんじゃ、一緒に追究出来る程度の知恵と知識と忍容性が大人になくては、実験なんて意味を為さないです。