車で道路を走っていると色んなナンバープレートを目にしますよね。
先日は「領」と書かれた車を40歳にして初めて目にしました。
他に気になるナンバープレートとしては、赤線が斜めに入っているもの。
赤い色が使われているので、結構目立ちます。
ナンバープレートに赤線が斜めに入っている車の意味や使い道などについてざっくり書き留めておきます。
ナンバープレートの赤線斜めの意味は「仮ナンバー」
ナンバープレートに赤線が斜めに入っていると、道路標識みたいで、なにかまずいんじゃない・・・と思ってしまいそうですが、ちゃんとした意味や使い道が決められているものなんです。
赤線斜めが入ったナンバープレートは、通称
「仮ナンバー」
と呼ばれます。
車に興味がある方であれば、一度は聞いたことがあるかもしれません。
斜めの赤線が入ったナンバープレート「仮ナンバー」はどんな時に使う?
通常、車が公道を走る場合には、ナンバープレートはもちろんですが、車検の有効期間内であることも必要です。
ちなみに、車検が切れている状態で車を走らせてしまうと、当然違反になるので、違反点数は取られるは、懲役刑や罰金などが課せられることになります。
この車検切れですが、意外と多く、自家用車の車検が気づいたら切れていた、という人に何度か遭遇したことがあります汗
官公庁でも公用車の車検が切れていた、ということがあり、新聞掲載されていたのを目にしたことがありますね。車検切れには十分注意しましょう。
話がそれましたが、こんな感じで自宅に止めていた車が、車検切れだった、という場合、じゃあ車検を通してもらおうということになります。
が。
車検切れの車は公道を走行することができません。
こんな場合に使われるのが、斜めの赤線が入ったナンバープレート「仮ナンバー」、というわけです。
他には、
- 消登録済の自動車の新規登録
- 車検証の有効期間が満了した自動車、抹消登録済みの自動車又は輸入による車両登録前の自動車の販売目的での回送(原則として業者対象)
- ナンバー盗難等による再交付の手続き等などで使用
などの場合に使用されます。
わかりやすくいうなら
一時的な運行許可を与える制度
と言えると思います。
この「仮ナンバー」の正式名称は「自動車臨時運行許可」と呼ばれます。ちなみに、このナンバープレーとは、交付されるものですが、貸し出されるものであって、返却する必要があります。
ナンバープレートに赤線斜めは「仮ナンバー」どこで借りる?
なんとなく、車検が切れた車を自分で運転することってなさそうですよね。
そのとおり、多くは販売店の方などが使用することが多いです。
じつはこの仮ナンバー、きちんと手続きを踏めば一般ユーザーでも借りることができます。
ただ、それ相応の理由は必要ですが。。
この仮ナンバーは、陸運局ではなく、居住地の市役所などで申請することができます。
実際に借りる場合、
- 自動車臨時運行許可申請書に必要事項を記入
- 自賠責保険証
- 車検証(または抹消登録証明書や登録事項等証明書)
- 印鑑
- 運転免許証
- 750円程度の手数料
が必要です。
仮ナンバープレートは使い道が限定されている
ここまで、仮ナンバーが使用されるケース、交付するところ、について紹介しました。
ただし、基本的には
「仮」
のナンバープレートであり、
「臨時」
に運行するために交付されるものなので、使い道はかなり限定されています。詳しくは
- 有効期限が最大5日
- 借りるのは基本的には当日
- 申請した経路や目的以外で使うことは認められていない
- 借りるには自賠責保険の加入が絶対条件
- 自賠責保険が切れている場合には仮ナンバーの貸与を受けることはできない
などの条件があります。
なので、一時的に車検がある状態にする、という趣旨のものではなく、車検取得などの目的のために、決められた場所から、決められた場所までの移動に限られているということになります。
まとめ
赤線が斜めに入って、かなり目立つナンバープレートですが、決まったルートしか走行できない、ということを考えると、ある意味レアなナンバープレートになるかもしれませんね。
他に、見慣れないナンバープレートには、赤線が斜めに入っている仮ナンバーと似ているようで別物の、「赤枠」が入ったもの、「領」と表示されたナンバープレートなんかもあります。
興味のある方はどうぞ。