いくら注意していても、データが消えてしまうトラブルは避けて通れない道かもしれません。
今回、マイクロSDカードのデータ復旧も可能な「4DDiG」というソフトを使ってみたので詳しく紹介します。
- マイクロSDカードのデータが消える原因
- データ復元ソフト「4DDiG」の概要
- 4DDiGを使ったwindowsでのデータ復旧方法
※なお、当記事で紹介するのはwindows版ですが、Mac版もあります。
マイクロSDカードのデータが消えてしまうケース
マイクロSDカードなどの外付けのメモリは、パソコンの内蔵データのようにゴミ箱に一時的に格納されることなく削除されてしまうため、一度削除してしまうと見れなくなってしまうという特徴があります。
そのため、データの削除は慎重に行う必要があります。
マイクロSDカードのデータが消えてしまうケースとして主なものは
- 誤りによる削除
- フォーマット
- 物理的な破損
- ウィルスによる障害
など。
それぞれかんたんに解説します。
マイクロSDカードのデータがなくなる原因
マイクロSDカードのデータが消えてしまう原因として主な原因は
- 誤りによる削除
- フォーマット
- 物理的な破損
- ウィルスによる障害
誤りによる削除
消すつもりはなかったのに、間違って削除してしまった場合など。
フォーマット
別のドライブを操作したつもりが、間違ってSDカードを選択しフォーマット(初期化)してしまった場合など。
物理的な破損
落とした、傷つけた場合など。
ウィルスによる障害
パソコンや、スマホに影響するウィルスによって読み取りができなくなった場合など。
いずれの原因でも、普通にSDカードを接続しただけではデータが消えている、または読み取りできなくなっていることがほとんどです。
マイクロSDカードのデータ復旧の仕方は?
マイクロSDカードの復元を自力でやる場合、復元ソフトを利用するのが一般的。
ネットで検索すると、いろんなソフトが出てきますが、当記事で紹介するのは
データ復元ソフト「4DDiG」でマイクロSDカードのデータを復元
についてです。
実際にマイクロSDカードに保存していた写真を削除してしまったので復元してみました。
4DDiGデータ復元ソフトとは?
「4DDiG」は、株式会社tenorshare(所在地:香港)が提供するデータ復元ソフト。
今回紹介しているのは、SDカードの復元方法ですが、SDカード以外でも
- PC
- ハードディスク(内蔵・外付け)
- SDカード
- デジタルカメラ
- USBメモリ
- その他の記憶メディア
など、利用機会の多いメディアのほとんどに対応しています。
windows版・Mac版があります。
特徴
先に紹介したとおり、普段利用することが多いメディアのほとんどに対応しているほか、以下のような特徴があります。
- 対応ファイルは1000種類以上
- 破損した動画や写真の修復も可能
- 感覚的に操作できる操作画面
価格
無料から利用できますが機能制限があります(後述)
有料版の価格は以下の通り。
- 1ヶ月更新 5478円
- 1年 6578円
- 永久 10274円
利用機会が多い方は買い切り、とりあえず1回使えればいい、という方は1ヶ月だけの利用もできます。
4DDiG Windowsデータ復元の使い方
4DDiGの動作条件と復元方法です。
動作条件と対応デバイス・ストレージ
<動作条件>

- OS:windows7~11の各バージョン、Windows Server 2008-2019
- ファイルシステム:FAT16、FAT32、exFAT、NTFS、ReFS
- CPU::1GHz (32 bit あるいは 64 bit)以上
- ディスクスペース: 200MB以上
- RAM: 512MB以上
<対応デバイス・ストレージ>

- PC
- ハードディスク(内蔵・外付け)
- SDカード
- デジタルカメラ
- USBメモリ
- その他の記憶メディア
大概のものに対応しています。
各種メニューの解説
4DDiGの各メニューをざっくり解説します。
4DDiGのホーム画面。

- 復元メニュー(復元データ検索、データを指定しての復元、修復)
- 使い方ガイド
- 復元するファイルの場所(パソコンに接続されているデバイス等)
- 有料版への登録(有料版の登録)
イラストが入っているし、各操作画面の説明もわかりやすく、感覚的に使えます。
無料版では「復元データの確認まで」。
実際に復元するときは、有料版の購入が必要です。
なので、まずは無料版で復元できるかどうかを確認してみると良いです。
データ復旧手順
実際にmicrosdカードのデータを復旧しました。(カードリーダーを使用)
大まかな流れは以下のとおり。
- 復元したいファイル、フォルダ等を指定
- スキャン
- 復元
まずは、sdカードをパソコンに接続した状態で4DDiGを起動します。

※4DDiGを起動した状態でSDカードを挿入すると、一覧に表示されないことがあるので再起動します
外付けドライブの「USBドライブ」がSDカードなのでクリック。
復元するファイルの種類を選びます。

今回は写真のみを選択しました。
ファイルスキャンが始まります。

スキャンが完了すると、左側にツリー表示、右側にフォルダの詳細が表示。

個別のファイルを選択するとファイルのプレビューができます。

復元する場合は、復元したいファイルにチェックをいれて「復元」ボタンをクリック。
※無料版の機能はここまで。復元には有料版への登録が必要です。
復元したファイルの保存先を選択するか、新規フォルダを任意の場所に作成します。

復元ボタンをクリックすると、復元がスタート。
完了です。

復元したファイルは、元のフォルダ構造のまま保存されます。

マイクロsdカードのデータの復元手順は以上です。
4DDiGは安全?危険性は
この手のソフトは安全性が気になるところですが、実際に使ってみても特に気になることはありません。
また、4DDiG公式サイトによると
- 世界中で250万人以上のユーザーが推薦
- Tenorshare社の製品の累計ダウンロードは1000万以上
- 30日間内の返金保証
- 無料の技術サポート
購入後のサポートも充実しているので問題ありません。
まとめ/感想
データ復元ソフト「4DDiG」を使った、マイクロSDカードのデータ復旧の方法を紹介しました。
- 操作画面がわかりやすく感覚的に使えた
- 比較的、動作は軽かった
- 無料でも復元できるかどうか確認できるのはありがたい
- 動画や写真の修復もできる
気づいたら消えていた、勢いで残したいファイルもまとめて消してしまった、などいくら注意していてもファイルが消えてしまうことは多いです。
データを復元したいときの参考にしてみてください。