先日気になる話題を見かけました。
度々届く迷惑メールの対策では
公式サイトや公式アプリを直接開き確認する
と表現していましたが、直接開くとなるとgoogle検索を使う方も多いと思うんです。
見つけたツイートは検索結果に詐欺サイトが出てくる話なので「検索すら信用できなくなる」という話になってくるわけで・・・。
とは言っても、内容を確認すると、検索結果の一番上あたりに表示される「広告枠」の話なので、ちょっと気をつけると対策できる範囲でした。
楽天トラベルを装った詐欺サイトの詳細と対策を考えてみました。
楽天トラベルを装った詐欺サイトの詳細
あれこれ見てみたところ、冒頭ツイートの偽サイトは、
- はじめに表示されるのは楽天トラベルとほぼ同じように作り込まれたページのスクリーンショット画像
- 予約情報等の入力はできない
- タップすると楽天トラベルの公式サイトに移動する
本物そっくりですが、単なる画像なのでそもそも宿泊日などの情報入力はできなくて、画像上をタップすると楽天トラベル公式サイトに移動する仕組みになってました。
見比べるとわかりますが、細かいところで違う点が結構あります。
こっちは本物。

これが偽物。

で、何度か検索していると、違うURLのページがいくつか出てきますが、ほぼほぼ同じ画像が使われていました。
本家楽天トラベル。

以下、見かけたサイト。



赤い囲みのURLがすべて違うことがわかります。
いずれも、元のURLを直接開いて見ると個人で運営されているブログでした。
(青字のリンクではなく、https://・・・/で表示してみた結果)
画像をタップ→楽天トラベル公式サイトが開く
で、何が起こっているかざっくりまとめると
画像をタップしてから楽天トラベルで予約を完了すると、画像を掲載しているサイトの持ち主に楽天から報酬が入る
要は、
楽天さん「楽天トラベルを紹介してくれたお陰で予約が入りましたので紹介料をお支払いしますね」
ということになるわけです。
詰まるところお金稼ぎ。
極論、タップが一回多いだけで公式サイトから予約可能なのでそこまで問題じゃなさそうですが・・違反行為です。
抜粋ですが以下の行為は禁止されてます。
広告のキーワードとして、「楽天」若しくは「楽天市場」など楽天グループのサービス名称や、楽天市場出店ショップの名称、それらを意図したキーワード
楽天アフィリエイト
検索結果に表示するタイトルに「楽天」などを入れてはいけない、という決まりがあります。
で、もう一度画像。

楽◯天◯ト・・・
スペースが入ってまして・・
なので厳密に言えば「楽天」ではないので規約には違反はしません。
でもねぇ・・・
楽天トラベルなどの詐欺サイト対策
ということで、厳密に言えば違反ではない・・といいつつ、規約をすり抜けて不正を働いている感は伝わったかと思います。
今回の詐欺サイトに限らず、迷惑メールなどもそうですが、対策を考えてみると・・・
- 楽天など公式サイトをブックマークしておき、常にブックマークから開く(お気に入り)
- スマホの公式アプリを使う
- 公式サイトかどうかURLを確認する
URLを確認するのはどうかすると忘れる(老眼入ってくると見えないのもある)ので、アプリを使ったり、ブックマークしておくのが最善です。
詐欺には十分注意しましょう。
迷惑メール一覧です。参考までに。