「えきねっと」(JR東日本のサービス)を装った迷惑メールの話です。
似たようなタイトルで、複数届いてます。
- 【重要】えきねっとアカウントの自動退会処理について
- 【えきねっと】アカウントの自動退会処理について
- アカウントの自動退会処理について【えきねっと】
- えきねっとアカウントの自動退会処理について

公式サイトでは、実際に自動退会処理をしているとのことですが、そもそも
※フィッシングメール対策として、退会処理後のお知らせメールには、URLの記載はございません。
※フィッシングメール対策として、退会処理の事前のお知らせは行っておりません。
えきねっとよくあるご質問
自動退会処理について前もってお知らせすることはないし、処理後にメールを送信しているが本文にURLの記載はしていないそうです。
今回の内容は
事前のお知らせ&ページ内にURLの記載
なので、明らかに迷惑メールです。
とはいえ、こまめに公式サイトをチェックしている方は少ないと思うので、
気になる場合、心当たりがあるときは、メールのURLは触れずに公式アプリなどから直接開く
という癖をつけることで、被害に会わずに済むと思います。
えきねっとアカウントの自動退会処理について・・・迷惑メールの話
ざっくり内容を要約すると
- えきねっとがリニューアル
- 利用規約等を変更した
- 最後にログインした日から2年以上ログインがない場合は自動退会処理をする
- 今後も使う場合は、ページ内のリンクから一度ログインしてくれ
メール前半

後半

迷惑メールでよく見かける不安をあおる内容ではないし、JRの公式ロゴが目に入るので、なんとなくリンクをクリックしそうになりますがいずれ詐欺です。

無視しましょう
えきねっとアカウントの自動退会処理について・・・URLの先
メール内のリンクをクリックしてみました。
ちなみに、URLは意味をなさない文字列なのがわかります。

開いたページは、公式と見分けがつかないページ構成になっていました。

ページ内の「IDわすれた」などのリンク先は公式サイトになっています。
このページのみで本物かどうかを見分けるのは難しいです。

怪しいと思ったら、メールのURLは触れずに公式アプリなどから確認するようにしましょう。
えきねっとアカウントの自動退会処理について・・見分け方
紹介したとおり、メール内のリンク先で表示されるページはほぼ本物と同じなので見分けるのは難しいです。
なので、メールの内容やURL、メールの差出人などから、ある程度見分けることができます。
差出人。
JR東日本と表示されていますが、詳細をタップして確認すると「eki」が入っているもののほぼ無意味な文字列になっています。

メール本文は、日本語はめちゃくちゃだったりすることも多いので、その場合はすぐに気づきます。
今回のケースは、それなりに表現されているので気づきにくい内容。
メール内のURL。

公式サイトの場合、関連する単語が入っていることがほとんどですが、全く意味のない文字列です。
(参考)正規のサイトの URL は、「www.eki-net.com/●●●」のように「eki-net.com」の直後に「/(スラッシュ)」が入ります。(「eki-net.com.×××.com」「eki-net-member.××××.」「eki-net-member-login.××××.」など、「eki-net.com」の直後が「/」で区切られていないURLは偽サイトです。なお、文中に表示されるURLが正規のもののように偽装されていて、実際に遷移した先は上記のような偽サイトであることがありますのでご注意ください。)
えきねっとよくあるご質問
もしも情報を入力してしまったら
詐欺だと気づかずに個人情報などを入力してしまった場合。
基本は
- 気づいたらすぐに公式アプリなどからログインしてパスワード等の変更
- クレジットカード関連の場合、該当カードの会社に連絡し利用停止の手続き
気づくのが早ければ早いほど被害に合う確率は低くなるので、気づいた時点で対応しましょう。
【誤って個人情報を入力した場合は】
①「えきねっとに関する情報」を入力された場合「えきねっと」サイトから、お客さまご自身で退会手続きを行って下さい。(退会手続き後、再度ご入会いただくことは可能です)ただし、「未使用の予約がある」「退会手続きが出来なかった」などの場合は、えきねっとサポートセンターまでお問合せください。
②「クレジットカードに関する情報」を入力された場合お客さまご自身でクレジットカード会社へお電話いただき、カードの利用停止等の手続きを行ってください。(弊社では利用停止等の手続き等は承りかねます。)
えきねっとよくあるご質問
えきねっとアカウントの自動退会処理について・・迷惑メールのまとめ
えきねっとを装った迷惑メールについて紹介しました。
あの手この手で情報を抜き取ろうとしてきます。
気になる場合、心当たりがあるときは、メールのURLは触れずに公式アプリなどから直接開く
迷惑メールには十分注意しましょう。