使ってるパソコンがHDD(ハードディスク)で
- 起動まで時間がかかりすぎる
- 反応が鈍い
という方はSSDに交換すると劇的に早くなるかもしれません。
初心者だけど、自分でやってみたらできたし、快適に動作するようになりました!
お出かけ用のノートPC。
起動に数分かかっていたので、思い立ってHDDからSSDに自分で交換してみました。
windowsが起動して、アイコンが出揃うまでに数分かかっていたのが、1分かからなくなりました。
それから、アプリの起動、動作もサクサクで
ゴリ
初心者ですが、そこまで複雑な作業はないので「自分でやってみたい」と思ってる方なら大丈夫だと思います。
(保証はできませんが・・)
完成するまでの工程を一通り紹介しますので、参考にしてみてください。
<記事の内容>
- クローンとコピー違い
- SSD交換に準備したもの
- 手順
SSD交換に必須「クローン」とコピーの違い
SSDに交換するのって、要は今のHDDのデータをまるっとSSDにコピーして交換すればいいんでしょ?って思ってましたが違いました。
広い意味では同じかもしれませんが、コピーではなくて「クローン」って言うらしいんですよね。
ググった内容をざっくり解説すると・・
>コピー
- ドライブ内のデータをとりあえず全部移す
- 順番とか場所はバラバラ
>クローン
- 配置などまったく同じ状態で移す
わかりやすい例えでいくと、引き出しの中身を別の引き出しに移す場合。
- 引き出しの中身を別の引き出しにひっくり返して移すのがコピー
- 配置や隙間などを全く同じ状態に移すのがクローン
コピーの場合、ぐちゃぐちゃの状態なのでどこに何があるかわからなくなるし、物が斜めになったりすると引き出しが開かなくなるかもしれません(パソコンなら起動できなくなる)
対してクローンは、引っ越す前と同じ状態なので、引き出しが変わっても今までと同じ環境ですぐに使えるようになることがわかります。
雑な例え話ですが、要はSSD換装する場合、コピーじゃなくクローンする必要があるよ、っていう話でした。
SSD交換を自分でやるために準備したもの
ということで、クローンを前提にして、SSD交換するために準備したものです。
- 新品SSD
- SSD外付け用アダプター
- クローンソフト
- 工具(プラスドライバー)
それぞれ解説します。
新品SSD
ポイントは4つ。
- 新品を買う
- 容量はデータサイズに応じて
- 厚さを確認
- できれば国内品
SSDは新品にしましょう。
HDDに比べて耐久性が劣るらしいので、ならば新品を準備したほうが長い目で見て安上がり。
容量は自由ですが、今現在のデータサイズを確認して、余裕があるサイズを選びます。
画像の場合、90.3GBがデータサイズなので、それよりも容量の多いSSDを選べばOKです。
ただし、データが収まるからといって、ギリギリのサイズだと動作に影響するそうです。
ゴリ
感覚的には、データ容量の倍以上を目安にすればいいのかなと思います。
※使用しているHDDの容量より小さくても、データが収まって余裕があれば大丈夫です。
(自分の例)
- 使用中のHDD=500GB
- データ容量=120GB
- 準備したSSD=240GB
それから、HDDに厚さの種類があります。

左は9.5mm、右が7mm
7mm、9.5mm、15mm
SSDは7mmなので、9.5または15mmのHDDの場合はスペーサーでスッキリ収まるようにする必要があります。(そのままでいけなくもないけど、PCの中でSSDが遊んでしまうのであまりよろしくない)
ゴリ
ちなみにHDDのサイズですが、ノートPCは2.5インチです。(デスクトップは3.5インチ)
最後に、SSDは国内正規品が良いです。
海外製品なら安いものも多いですが、価格ドットコムとかで見る限り、当たり外れが多い印象。
安いとはいえ、使えなくて2個目のSSDになってしまうと、結果ちょっと割高だけど国内品を買ったほうが安上がりだった、なんてことになります。
自分はsandiscのSSDを買いました。
<準備するSSDを選ぶポイント>
- 新品を買う
- 容量はデータサイズに応じて
- 厚さを確認
- できれば国内品
SSD外付け用アダプター
パソコンのデータをSSDにクローンするときに使います。
外付けドライブのケースとケーブルです。
安いもので1,000円程度で購入できますし、SSDとセット販売されているものもあるので好みで。
こんなのですね。
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使用後は、取り外したHDDを入れれば、そのまま外付けHDDとして使えます。
クローンソフト
クローンが可能なソフト。
単純にデータコピーだけならPCの標準機能でいけますが、クローンは別なので専用ソフトを準備する必要があります。
自分は、イーザスデータのソフトを使用しました。
とくに難しい設定などは不要でかんたんでした。
工具(プラスドライバー)
PCからHDDを取り外すときに使います。
以上が自分でSSD交換するときに準備した内容です。
- 新品SSD
- SSD外付け用アダプター
- クローンソフト
- 工具(プラスドライバー)
SSD交換を自分でやるときの手順
実際にSSDに交換する手順。
- SSDを購入
- SSDを外付けケースに入れてPCに接続
- クローン
- SSDの取り付け
- パソコンを起動し確認
購入するSSD、クローンソフトについては先に紹介したとおりなので
- SSDを外付けケースに入れてPCに接続
- SSDの取り付け
の手順で注意する点を解説します。
SSDを外付けケースに入れてPCに接続
SSDを購入したら、外付けのケースに入れてパソコンに繋ぎます。
で。
新品のSSDはフォーマットされていないのでパソコンに繋いでも、フォルダには表示されません。

フォーマット前

フォーマット後。新しいドライブが追加された。
そのため、まずはフォーマットする必要があります。
パソコンの標準機能でやっていきます。
フォーマットの手順
フォルダを開き、「PC」を右クリック→「管理」をクリック
左側の記憶域→「ディスクの管理」をクリック
下半分のところで「容量」やドライブ全体が「未割り当て」などを目安にSSDを探します。
※他にも外付けHDDなどを利用しているなら、一度外しておいて外付けはSSDのみにしておいたほうがわかりやすいです。
ドライブが見つかったら、右クリック「新しいシンプルボリューム」
ウィザードが表示されるので画面のとおりにすすめていきます。
サイズ選択ができますがそのままでOKです。
ドライブの文字(Aから始まる記号)は他の外付けHDDとかがあれば、記号がかぶらないように注意。
HDDをパソコンに繋げば割当されている記号がわかります。
通常Dドライブまでは使ってることが多いため、E~Zの中から他につないでいる機器とかぶらない記号を選びます。
自分の場合、「E」がすでに使用中だったので「G」を選びました。
設定はそのままで問題なしです。
フォーマットが完了したらもう一度フォルダを開いて、外付けのSSDが表示されているのを確認。
「E」の下に「G」ドライブが追加されました。
続いて、PCのデータをまるごとクローンします。
使い方はEaseUS Todo Backup Homeの使い方とできること。SSD換装に良き。で紹介してます。
SSDの取り付け
クローンができたら、PCにSSDを取り付けていきます。
- 電源ケーブル、バッテリーを外す
- PCを開いてHDDの場所を確認
- 外す
- クローンSSDを取り付ける
- バッテリーの取り付け
- 電源をいれて確認
の順です。
自分のPCは、裏側のカバーガバッと外してから、コードを抜く感じ。
バッテリー、HDD、メモリなどそれぞれ個別のカバーがついていることも多いです。
HDDのカバーはサイズ感でなんとなくわかると思います。
ハードディスクを確認します。
水平方向に引き抜けばかんたんに外れます。
SSDを取り付けます。
端子の向きがありますが、逆だと入らないので間違うことはないと思います。
あとは逆の手順で、もとに戻したら終了です。
特に問題なければ、今までと同じ環境でPCが使えるようになってると思います。
ゴリ
まとめ
ノートパソコンのHDDをSSDに交換した手順などを紹介しました。
なんかハードル高そうなイメージがありましたが、やってみたら意外とかんたんにできて、しかもPCは快適に動作するようになりました。
専門業者さんにお願いすれば間違いはないですが、ネット上を探せばいくらでも情報は手に入るので、自分でもできると思います。
保証はできませんが、事前にいろいろ調べたらエラーが出た方も多く、事細かに紹介されている記事も多いです。
興味のある方はチャレンジしてみてください。
ゴリ
以上参考になれば嬉しいです。
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