ライン株式会社から講師派遣をしていただき、ネットトラブルについての講演を聞いてきました。
小学校のPTA行事の一環です。
実は、以前にも一度受講していたのですが、内容が良かったので
ゴリ
と先生に打診したところあっさりOKしてくれた、という話です。
感想と、そもそもライン株式会社の講演会とはなんぞや?という方のために簡単に概要について紹介しています。
これから、お子さんにスマホなどを持たせる、または使わせる方の参考になれば良いかなと。
ライン株式会社の講演会とは?
始めに簡単に、ライン株式会社が行っている講演について紹介します。
簡単に言うと、ライン株式会社から講師を派遣していただいて、ネットトラブルなどに関する講演をしてくれるんです。
資料などもすべてラインで準備するので、申込みさえしてしまえばあとは受講者を募るだけなので特に面倒な話は有りません。
対象は学校関係者で
- 子供向け
- 保護者向け
- 教職員向け
などなど。
それぞれ対象者に向けた内容で、講演をしてくれるんですね。
子どもたちの場合は、スライドや教材を使用したワークショップ形式もあるので、授業の一環として受講するケースも年々増えているそうです。
講演時間・対象人数
ちなみに、講演時間や対象人数については一定の線引きがあります。
- 子ども向け講演 50名~(45分~50分)
- 子ども向けワークショップ 35-40名~(45分~50分)
- 保護者向け講演 40名~(60~90分)
- 教職員向け講演 20名~(60~90分)
この辺は、一応目安とされているので、ある程度の要望は可。
PTA研修会などにもおすすめ
過去にも一度、子供の授業の一環として保護者同席で受講したことがあるんですが、やはり場数が違うので聞いていて飽きません。
それに、ただ聞くだけではなくて、近くの人と相談する時間(アイスブレイク)とか、その相談した内容を発表したりと参加型の講演です。
ふつう講演と聞くと、一方的な話になりがちで、睡魔との戦いというイメージが強いですよね?
その点、ラインの講演は見慣れたキャラクター(ムーンとかコニーとか・・)を用いて、わかりやすく興味深い話が多く90分でも割と短く感じました。
以前、県のPTA研修に参加した時に(確か2013年ころ?)ライン株式会社の方が登場し、
ラインの人
と言ってました。
真に受けた自分は、帰って速攻校長先生に言いました笑
すると校長も動きが早く、わずか2ヶ月ほどで当時子どもたちが通っていた小学校で講演となったんです^^;
PTAの研修も悩みのタネですので、悩んでいる方は一つの選択肢になると思いますよ。
今ではだいぶ申し込みが多く、なかなかすぐにとは行かないようですが、断られることは無いので興味のある方は検討してみてはどうでしょう。
詳しくは公式ページでも紹介されています。
>>保護者・教育関係者の皆さんへ~LINEセーフティセンター
講習会の概要
前置きで長くなりましたが、実際に受講したのでざっくりと概要についてふれていきます。
講師は、イチノセ氏。
ライン株式会社のオフィシャルインストラクターとのこと。
生徒、児童を始め、保護者や教員対象なども含め、年間約120件ほど講演をされているそうです。
ゴリ
それだけの場数をこなしているので、話は聞きやすいし、内容はもちろん、時間配分も駆け足になることなく、きっちり時間通り終了しました。
ネットトラブル
で、今回の講演の内容。
冒頭写真が今回準備された資料です。
全ては使用しませんでしたが、テーマは
子供のネットトラブルを防ぐための3つの対策
でした。
要点をまとめると・・
不適切な・・
- 情報を送る
- 情報を見る
- 使い方
ネットトラブルと一言で言っても色々なケースがありますよね。
それぞれ切り分けて考えると、大きく分けて
- 送る
- 見る
- 使い方
と、3つのタイミングでトラブルが発生するとのこと。
じゃあ、これらのトラブルを回避またはあらかじめ防ぐにはどうしたらいいだろうね、という内容でした。
実際に家のケースで考えてみたんですが、
- 娘が夜遅くまでyou tube(使い方)
- 息子がラインのやり取りでけんか(送る)
- 暴力表現が露骨なサイトの閲覧⇒言葉つかいに影響(見る)
3つの要因に分けられました笑
ネットトラブルに合わないために
ここまでを踏まえて、3つのトラブルを防ぐにはどう対策していくべきか、について話は進みます。
対策については3つ。
- コミュニケーションのトレーニング
- 設定の確認
- ルールの工夫
- 送る
- 見る
- 使い方
の3つのトラブルに対して、3つの対策をとることでトラブルを回避または防ぐことができるそうです。
具体例を挙げると・・
1コミュニケーションのトレーニング
そもそも、同じ言葉でも人、タイミング、書き方によって受け取る側の印象が違います。
例えば、
通行人
と言われた場合、感じ方は人それぞれですよね?
ちなみに自分はなんとも思いません笑
ただ、講演に参加された方の中では、言われたら嫌だ、という方もいました。
また、
- 個性的だね笑
- 個性的だね^^
- 個性的だね
ちょっとした表現の違いでも印象が違ってきます。
個人の受け取り方の違いは、生活環境や感受性、性格も関係するので、こうすれば間違いないということはないです。
要は、相手の気持ちを想像して、ネット上(文字情報)という特性を踏まえた上で発言することが大事。
これは、普段のやり取り=コミュニケーショントレーニングで感覚を養うことが重要になります。
2設定の確認
これは言わずもがなですね。
お子さんが使用する機器のフィルタリングなどを設定します。
お子さん用にと新規で契約したスマホなどであれば可能ですが、親のお下がりの場合、フィルタリングの設定はできないので、注意が必要です。
ここで同時に必要になるのが、3のルールです。
3ルールの工夫
永遠のテーマですね^^;
講師の方が言ってました。
「子供は約束を守りません!」
同感・・・
とはいえ、そのまま放置するわけには行かないので、守れなかった時にどうするかが必要になってきます。
考えさせること
なそうです。
ゴリ
と子供自身で考えさせることで、ルールを守ろうとする意識が生まれるとのこと。
ライン株式会社の講演会を受講してみて
ざっくりですが、ライン株式会社による講演会の概要について紹介しました。
特に印象的だった部分についてです。
それは・・・
3ルールの工夫
でした。
普段のコミュニケーションは考えさせるやり取りをすれば、ある程度感受性は養われるでしょうし、設定についてはフィルタリングを使用すれば良いわけで。
一応家でもルールを作ったりはするんですが・・
ゴリ
っていう罰則つきのルールです。
これね。
破ることになれてきて、子どもたちからすると
娘1号
と、そもそもルールを守ろうという意識には向かないんですよね。。
講演の中では、自分で考えさせることが大事とお話されていたので、次からやってみます。
で、せっかくの機会だったので、年間120講演されているなら、親御さんと話をする機会もあるのかなと思って
ゴリ
と聞いてみました。
やはり、講演が中心なので直接保護者の方と話をする機会はあまり無いとのこと。。
スミマセン。。
ただ、ルールではなく、
スマホを使い始めるタイミングで、友達などとやり取りをする前に、まずは家族間でラインのやり取りをしてみる
という取り組みをされているの聞いたことがあるそうです。
要は、トラブルになる前に、ちょっとした表現の違いや、人それぞれ受け取り方が違う、というのを子供自身に体感させることができるわけです。
これは、使えそうだなーと。
でも、講師の方いわく
イチノセ氏
と言ってました。
全くそのとおりだなと感じました。
最初にルールなり、使い方なりをいかに教えて使い始めるかが重要。
始めにきちんとルールを教えて使っている家庭では、その後も比較的ルールを守って使うことができているお子さんが多いそうです。
反省しないと・・・
まだ遅くはないので、試行錯誤してトラブルにならないよう、合わないように自分も含めネットと上手く付き合えて行けたらいいなと思った講演会でした。
これから、スマホをお子さんに持たせる保護者の方の参考になると幸いです。
>>保護者・教育関係者の皆さんへ~LINEセーフティセンター
最後までありがとうございました。