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夏になると、積乱雲が立ち込めてザーーーーッ!!と来る雨。
最近だと、ゲリラ豪雨と言ったりしますが、元は「土砂降り」って言ってました。最近でも使いますね^^;
ところで、土砂降りの語源はなんだか知ってましたか?
字だけ見れば「土」「砂」なので、土や砂が混じるような激しい雨??と感じますが違うそうで。。
土砂降りの語源は諸説あるそうなんです。
土砂降りの語源は?由来は?
毎年、記録的豪雨・・という言葉を耳にしますが、雨に関する言葉「土砂降り」というのは昔から使われている言葉です。
今まで、深く考えることも無かったんですが、そもそも土砂降りってなんだ?って思いません?
単純に「土砂」から連想する言葉というと・・・
土砂崩れ
なんかがあります。
この場合の「土砂」は、土と砂を指していますが、土砂降りも同じ使われ方なのかというと、答えはNO。
土砂降りの語源・由来
ということで、土砂降りの語源又は由来はなんなのか、という話。
結論からいうと、2つの説があるそうで、どちらが正解か、という明確な根拠は見当たりませんでした。
ただ、以下で紹介するいずれも、「土砂」の漢字は当て字だそうです。
知らなかった。。
「どさ」から説
1つ目の説は、どさくさ紛れとか言いますが、この「どさ」には
混乱して取り込んでいる状態
という意味合いがあるそうです。
この「どさ」を、転じて大粒の雨が勢い激しく降るような雨のことを「土砂(どしゃ)降り」とされた、という説。
ちょっとそれますが、そういえば「どさくさ」ってなんだ?という疑問がわきますが、その話題については後半で紹介しています。これまた面白い発見がありました。
擬音語・擬態語説
2つ目の説は、擬音語又は擬態語から来ているという説。
※擬音語とは・・自然界の音響を言語音でまねて表わした単語。ガラガラ、ワンワン、ピヨピヨなど。
※擬態語・・何かの動きや様子を表すもの。キラキラ、ダラダラ、フワフワなど。
- 擬音語の「どしゃどしゃ」の「どしゃ」から。
※どしゃどしゃ=多量の雨の激しくふる音
- 擬態語の「ドサッ」から。
ということで、土砂降りの語源や由来についてまとめると
- 混乱して取り込んでいる状態の「どさ」
- 擬音語「どしゃどしゃ」又は擬態語「ドサッ」
という2つの説があるそうですが、いずれもこれが正解!という文献は見当たりませんでした。
なので、どちらも外れではないということになりそうです。
「どさくさ」の語源は?
本題からはそれてしまいますが、土砂降りの「どしゃ」の語源は「どさくさ紛れ・・」の「どさ」から来ているという話でしたが、じゃあどさくさってなんだ?という話題です。
またかよ・・と言われそうですが、これにも諸説あるそうです^^;
昔話説
1つ目は、昔話に由来する説。
どさくさは、江戸時代に佐渡金山の人手確保のため行われた「博徒狩り」を語源とする説がある。 これは、「佐渡(さど)」の音を反転させ、「○○らしい」などを意味する「臭い」の「くさ」をつけたもので、博徒狩りの賭場の混乱状態を表す言葉として使われたというもの。
らしいです。ただ、これはどうやら違うらしい。。
何故かと言うと、この博徒というのは、江戸時代(西暦1603年~1868年まで)中期以降に多く存在したんだそうで。
一方で、日本語をポルトガル語で解説した辞典に「日葡辞書」というのがあるそうですが、その中に
- Dosacusa(ドサクサ) 騒擾、または、混乱
- Dosacusa suru(ドサクサする) 大騒動をする、または、乱れ騒ぐ
と記載されているそうなんです。
で、この日葡辞書の発行時期はというと、1603年から1604年にかけてとされているので、要するに博徒狩りの件がおきる前から、「どさくさ」という言葉が存在していた、ということになるわけですね。
擬態語説
もう一つは、再び登場した擬態語説。
どさどさ=くさくさ=混乱した状態
これを合体させて、「どさくさ」とされた説です。
これは、ちょっとスッキリですかね笑
「土砂降り」の語源のまとめ
ということで、諸説あるのでスッキリしない方もいるかも知れませんが、土砂降りの語源については
- 混乱して取り込んでいる状態の「どさ」
- 擬音語「どしゃどしゃ」又は擬態語「ドサッ」
という2つの説があるようですね。
また、余談で「どさくさ」については、擬態語の
どさどさ=くさくさ=混乱した状態
から来ているという話でした。
他にも色々書いてます。
絆創膏の呼び方「サビオ」知ってた?地域で違う呼び方あれこれ。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。